「普通の電卓」と「RPN電卓」の使い方の違い
同じ答えになる計算を、2種類の電卓でどう入力するか見くらべてみてください
RPN電卓には「=」ボタンがありません。かわりに、数字を入力したら
ENTER
で区切り、最後に演算子(+−×÷)を押します。 数字を先に全部入れてから、あとで計算のしかたを指示するイメージです。 このやり方を逆ポーランド記法(RPN)と呼びます。
① 数字を入力
→
② ENTERで確定
→
③ 次の数字→演算子
この
ENTER
は、日本語の「
〜と
」に似ています。
3
ENTER
5
+
は、「3
と
5を足す」という日本語の語順そのままなのです。
例① 3 + 5
= 8
普通の電卓
3
+
5
=
(4回)
RPN電卓
3
ENTER
5
+
(4回)
→「3
と
5を足す」
押す回数はほぼ同じ。「=」がなく、「+」を一番最後に押すのがRPNの特徴です。
例② (2 + 3) × 4
= 20
普通の電卓
(
2
+
3
)
×
4
=
(8回)
RPN電卓
2
ENTER
3
+
4
×
(6回)
→「2
と
3を足して、4を掛ける」
カッコが要りません。先に計算してほしい部分を先に入力するだけで、順番が自然に決まります。
例③ (3 + 4) × (5 − 2)
= 21
普通の電卓
(
3
+
4
)
×
(
5
−
2
)
=
(12回)
RPN電卓
3
ENTER
4
+
5
ENTER
2
−
×
(9回)
→「3
と
4を足して、5
と
2を引いて、その二つを掛ける」
カッコが増えるほど、RPNのほうが押す回数が少なくなります。閉じカッコを数える必要もありません。
結局、何がうれしいのか?
日本語の語順そのままで考えられる
— 「3と5を足す」「3と4を足して、5と2を引いて、その二つを掛ける」のように、頭に浮かんだ日本語の順番どおりにボタンを押すだけです。=の電卓のように、先に答えの式全体を組み立てておく必要がありません。
ボタンを押す回数が少ない
— カッコが増えるほど差が広がります。例③では、普通の電卓が12回に対してRPN電卓は9回。カッコの開き忘れ・閉じ忘れを心配する必要もありません。